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2022/10/03 記述
09/30(金)14時20分頃、鈴鹿市南若松のシャンティ様(カフェレストラン)より連絡をいただきました。
ウミガメが波打ち際から10メートルくらいのところで浮いているとのこと。
その時はまだウミガメの形だったそうです。
連絡を受け、当会会員が 20時ぐらいに現場へ。
その時は波打ち際で波を被りながら、
ぐちゃぐちゃになっていたそうです。
もうウミガメの形ではなかったそうです。
翌、10月1日(土) 6時過ぎに南若松の海岸へ。
昨夜、波打ち際で波を被っていた死体は、少し砂に埋もれながらありました。
しかし、既にウミガメの姿は留めておりませんでした。
足と頭部の一部があることはわかりますが、どこが背中かお腹がわからないぐらい形が崩れてぐちゃぐちゃになっていました。
南若松の海岸は狭いのでビニール袋に入れて持ち帰り別の場所で調査。
続きは、カテゴリー『解剖』に載せています。
2022/10/03 記述
9月27日(火)、吉崎海岸の南側の小さな浜に打ちあがっているのを釣り人の方が発見。撮影していただきました。
連絡を受けたのは 29日(木)の昼前。
29日の午後4時に海岸へ行きましたが、死体は既に流失していました。
付近をかなりの時間捜索するも
姿形、残留物は何も発見できませんでした。
首のあたり等、少し腫れていますので、腐敗してガスが溜まっているのが確認できます。
鱗板は全部ついています。
特に外傷は見うけられません。
●記録として残しておきます。
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2022年6月~9月までの死亡漂着はなんと13体!
2022/09/26
2022年度の当会の活動地域でのアカウミガメの産卵は残念ながら...確認できませんでした。
4月の終わり頃より毎週、海岸清掃活動をしておりましたが本当に残念です。
最新の死亡漂着は、9月20日、鈴鹿市鼓ヶ浦海岸に死亡漂着したアカウミガメでした。
2021/06/26(記)
6月23日、河芸町で漂着死体があがりました。
当日、4時半から三重大学ウミガメ・スナメリ調査・保全サークル「かめっぷり」さんと調査、解剖しました。
アカウミガメ
雌雄は不明ですが、尾の長さからメスだと考えられます。
頭部に1ヶ所、背甲に3ヶ所骨が割れるほどの傷があり、腸が出ていました。
直甲長は尾部の背甲が欠けているため不明ですが、残っている部分だけでも818mmありました。おそらく880mmぐらいの甲長だったと思います。直甲幅は671mmでした。
かなり腐敗が進んでいました。
2021/06/13(記)
ウミガメの大きさ。
標準直甲長 69.4㎝
最小直甲長 68.0㎝
直甲甲幅 55.7 ㎝
頭幅 14.4㎝
爪
右前肢 1.5㎝(爪が剥がれて骨がむき出し)
左前肢 2.4㎝
右後肢 1.5㎝(爪が剥がれて骨がむき出し)
左後肢 2.0㎝
肉はひどく腐敗。
甲羅の鱗板はほぼ残っていました。
左後肢のあたりに釣り糸や釣り針等が絡まっていました。
絡まったのが生存中か死亡後なのかはわかりません。
雌雄は不明ですが雌の可能性が高いと思われます。
消化器官を三重県総合博物館で冷凍保存していただいています。
後日、消化器官の内容物を調査予定です。
2021/05/05(記)
場所 鈴鹿市南若松の海岸
2021/04/30、9時40分頃、地元の方から鈴鹿建設事務所に連絡が入り当会に連絡をいただきました。
現地へ行き、満潮時に流されないよう釣り人さんや付近にいる方の手をかり、満潮線より上に引き上げました。
標準直甲長 897mm
最小直甲長 884mm
直甲幅 699mm
メス アカウミガメです。
右前肢に JP 24814ーA
左前肢に JP 24813ーA のインコネル(金属タグ)が付いていた為、
過去の捕獲経歴を確認する為、日本ウミガメ協議会に連絡しました。
結果、
2021/03/19に高知県室戸市の定置網で捕獲されていたことがわかりました。
翌日、三重大学ウミガメ・スナメリ調査・保全サークル「かめっぷり」さんと共同解剖した結果、
今シーズンに産卵する個体でした。
お腹の中から卵の素になるもの『卵胞』が発見出来ました。
本当に残念です。
2020/09/05
昨日、津市河芸町のマリーナ河芸よりも200mほど北にウミガメの死体が漂着しているのを、地域の人が見つけて連絡をくれました。
これまでになく新鮮な死体です。鱗板は全て付いていますし、体にガスが溜まっていません。
死んで時間があまり経っていないと思われます。
ウミガメネットワーク会員 芝山
2020/08/26
鈴鹿市江島の雨水ポンプ場よりも100mほど南です。
三重大学で甲殻類の研究をされている木村教授や鈴鹿市環境保全課さんのご協力のおかげで解剖し、消化器官以外は堤防付近に埋めました。
消化器官は、三重県総合博物館に運び、冷凍庫で保管していただきました。
後日、消化器官の内容物を調査。
ウミガメネットワーク会員 芝山
2020/08/10
ウミガメの死体は、漂着する時には既に腐敗しています。
死んだ時は海中に沈みますが、腐敗する事でガスが溜まって浮いてきます。そして潮の流れで海岸に打ち上げられます。
漂着したウミガメは更に腐敗が進みガスによって、体の柔らかい部分や弱い部分が裂けたり割れたりします。
更に次の満潮時に波打ち際で波に翻弄されて、体がバラバラになったと思われます。
ウミガメネットワーク会員 芝山
2020/08/09
息をしていますが身動きできずかなり弱っていました。
生きている状態で漂着することは非常に稀です。
すぐに鳥羽水族館へ護送しました。
外傷は全くないので、混獲によって呼吸が出来なくなり、溺死しそうになったのではないかと思われます。時折 苦しそうに息をしていました。
この個体は状態は良くないようです。
その後、
08/12日に死亡。
ウミガメネットワーク会員 芝山
2020/08/02
場所はなぎさまちの駐車場前から200mほど北です
ウミガメネットワーク会員 芝山
2020/07/18
標準直甲長77.4cm
最小直甲長76.2cm
直甲幅62.9cm
尾の長さからメスと思われます。
三重大学かめっぷりさんに連絡し合同調査
背甲、腹甲、頭部、四肢、尾は残っていますが、かなり腐敗していました。背甲の鱗板は一部剥がれて、右後肢の付け根から尾部にかけて皮膚が裂けて腸が出ていました。
腐敗しガスが溜まると、かなり膨れ上がって体の一部が裂けるため、こうした状況になったと考えられます。
ウミガメネットワーク会員 芝山
2019/10/26(土)
津市河芸町、マリーナ河芸から300メートルほど南でアカウミガメの死体があがりました。
本日午後13時半からウミガメネットワークのメンバーが集まり調査を行いました。
曲甲長 79.9㎝、曲甲幅 約74㎝ の アカウミガメでした。(背甲が割れているため、甲幅を正確に測れません。) 死亡後 腐敗が進み、ガスが発生します。多量のガスで身体が腫れています。
明日、解剖予定の為 安全な場所へ移動.....。
椎甲板と肋甲板の境界がパックリ割れていた為、転がす事が出来ずシートに載せて引っ張って移動。
けっこう....重い💦
10月27日10時、ウミガメネットワークと
三重大学ウミガメ・スナメリ調査・保全サークル「かめっぷり」さまと合同で解剖をする予定になっております。
【ウミガメネットワーク会員 芝山】